ついつい、もう1個、手が伸びるあんこ
小豆が体に良い事は、昔から「祭事」に使われてきたことでもご理解頂けると思います。
美味しくなければ売れない。その思いから本物志向で品質のみを追求し、「安全、安心な材料しか使わない。」そんな製造指針でこだわったあんを作っています。
あんを活用した食品や和菓子の良さ・美味しさ・体に良い面、これを今の子供達に知って頂くために、まず「あんこ」から・・・・・美味しくて・安心・安全・・・・をモットーに製造しております。
要冷蔵にしているのも、品質を一番に考えたからです。
低温倉庫で弊社のあんこを保存しており、賞味期限も半年を付けておりますが、ほとんどの商品は1か月以内に消費者の口に入る程度しか製造保管しておりません。
出来たてと1カ月後では味や風味には明確な違いがあるからです。また、保存料等「ゼロ」の追求も、今お送りしているあんこの甘さでは、冷蔵で3カ月の賞味期限をするためです。
良いあんこの条件とは
弊社の考える良いあんこは「1個食べて物足りない、もう一個ほしくなるあんこ!しかもお茶も飲まずに食べられるあんこ」です。
アンパン1個食べてどう感じるか?もう1個ほしくなるか? 「1個で十分」では売上があがりません。「胸につかえて1個でじゅうぶん。」では本当に美味しいとは言えない。と思いませんか。
大人も子どもも、ついついもう1個、自然と手が伸びるあんこ。
10年後も子供達に「生菓子」「アンパン」は美味しいと思って頂ける様、「味・風味」「品質」「安全」「安心」を当たり前にして、ご自分のお小遣いで買って頂く事が我々の望です。
品質の追求、すべては美味しさのために。
あんこ離れが激しい現状、美味しいあんこを使った商品しか売れなくなるのは間違いありません。
すべては、美味しさ(品質)のために。材料・製法を常に見つめ直しています。
例えば、北海小豆は総て味が同じではありません。同じ場所でも年によって味が変わります。総ての野菜にそれは当てはまると思います。天候・肥料・輪作。前回何を栽培したかによって次に作る作物の味が変わってくる。とも聞きました。
あんこの色は「小豆の色」で決まります。①に美味しい豆②に色あい で小豆を選びます。 他の豆を入れて、特別な色に仕上げることはしません。弊社の生あんの色は自然色です。
その時々に応じ、味や風味を見極め、品質をアップデートしていける良い材料を選び使うことで、美味しいあんこを提供し、あんを使った製品の消費拡大に貢献出来るように、ひいては子供たちに美味しい・安全な生菓子を提供出来るように、改善を重ねています。
味を第一に製造しており、小豆のもつ自然な色が出ます。それ故、多少の色の変化にご理解ください。
安心・安全・美味しさ
本当に美味しいあんこのみが選ばれ生き残っていくこれらかの時代で、おいしさのみを追求しているわけではありません。
添加物でごまかさず、添加物や漂白剤をできるだけ少なく、また使う場合があったとしても安全なもののみを使用しております。
毎年漂白剤の量を減らしてきており、特上白は白い豆のみ使用。(光選別で悪い豆を除去)。現在は沸騰すると分解する漂白剤を使用。一部の商品に漂白剤を使わない白あんも製造(特別依頼商品)
常に試食をして、レベル以下と判断したものは、1階級下の商品に混ぜる等、(弊社練りあんに)品新管理を徹底し、安心安全が当たり前になるよう製造しております。
衛生管理について
・生あん工程の最終ラインで、30メッシュのストレーナー・9000ガウスの磁石を通し搾る。
・全ての練りあん・鹿の子豆を金属探知機を通す。
・鹿の子等の袋詰め時には、使い捨て手袋を使用(作業時にはマスク着用)
・全ての出入り口に「オレンジシート(虫が嫌う色)」を設置
・工場出入り口に「衛生室」を設置。靴の履き替え、ローラーを掛け、靴底の殺菌。
・粘着ローラーは3回使うと新しい紙にする(3段掛けを設置。工場内5か所)
・虫取り専用機を4台設置(近づくと、ファンで下部の容器で捕獲)。
・異物混入対策として工場内に「鉛筆」を置かない。
・異物混入対策としてメモ用紙は ノートを使用。破らない。
製造風景
小豆の効能
小豆は、食物繊維と糖質で構成される炭水化物が主体の豆です。 タンパク質も豊富で、ビタミンB群やミネラルを含みます。様々な健康効果を含んだ食品ですが「砂糖を入れて炊いた=練りあん」にも多くの効果が見られます。「活性酸素の除去」「発がん性物質の除去」「高血圧」「アンチエイジング」「コレステロール」等さまざまな効果について知っていただければ幸いです。
ポリフェノール | ポリフェノールは抗酸化作用があり、活性酸素を消去する力があります。 豆を炊いた時点で 1/7に減少しますが、砂糖と煮たことで抗酸化活性値が上がります。(参考)ワインの1.3~2倍 生あん+砂糖を加熱することにより(メイラード反応)加糖あん+メラノイジン(抗酸化活性)の効果も得られます。 (参考)赤ワイン・・・300㍉g、小豆・・・400~600㍉g 骨粗鬆症の予防・改善につながる可能性があることが、昨年 近畿大学 農学部 伊藤智広講師らの研究グループが発表されました。(7月31日) |
食物繊維 | 食物繊維は小腸で分解されずに大腸まで届き、便の量・水分を増やし、便が腸内にとどまる時間を短くしてくれます。 食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、形状や働きが違います。小豆の場合は不溶性食物繊維にあたる 【不溶性食物繊維】 水分・胆汁・塩類・脂肪に吸着・・・・発がん性物質を除去 保水性(大腸内の物を適度に水分を保つ)、膨張性・・便を軟らかくする。 【水溶性食物繊維】 コレステロールを下げる。血糖値を下げ、血圧を下げる。 有害なアミンや金属を除去、善玉菌を増やし、免疫力揚げ、老化防止 |
タンパク質 | 小豆の場合、澱粉が全体の約50%、タンパク質が全体の約22%をしめています。たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されています。 その内の9種類は人間の身体では合成されないため、食べ物から取る必要があます。 |
ビタミンB1 | 糖質をエネルギーに変える酵素です。 参考:0.15㍉g/100g(茹でた小豆) 脳に必要な糖分をエネルギーに変える働きがあり、不足すると食欲がなくなったり、疲れやすくなります。 |
ビタミンB2 | 全身の細胞の発生と成長を促進する働きがあります。 脂肪の代謝を助け、体内に残らないようにする働き。(ダイエット効果) |
ビタミンB6 | 体内に入ったタンパク質が体を形成する物質に変化するのを助ける働きがあります。タンパク質の分解促進。肌を美しく保つ。(アンチエイジング) |
アントシアニン | 生活習慣病の予防・改善に効果的で、毛細血管を広げて血流をよくするので、冷え性が改善されたり、高血圧や血栓症の予防にも。 種皮に多い。・・・こしあんより粒あんに多い。 |
鉄分(貧血) | 鉄分は赤血球中のヘモグロビンの主成分であり、血液を造るうえで必要不可欠です。 参考:大福(粒あん70g)・・・1.05g ほうれん草おひたし(50g)・・・0.45g |
カリウム | 高血圧を防ぐには、ナトリウムとカリウムをバランスよく摂ることが重要です。高血圧を防ぐには、塩分を出す「カリウム」が必要 参考:460㍉g/100g(茹でた小豆) アボガドに血液中の塩分を体外に出す効果があるようです。 |
カルシウム | カルシウムは骨や歯の材料となるだけではなく、心臓やすべての筋肉が正常に収縮するのを保つ働きをしています。 不足すると虫歯になりやすくなるし、骨が弱って折れやすくなって骨粗鬆症の原因になることも。 神経にも影響があり、イライラの原因はカルシウムが不足かもしれません。 |
サポニン | 小豆の皮には、サポニンという成分が含まれています。 サポニンには、コレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ、血糖値の上昇を抑え血液の流れを良くする働きがあります。 小豆の煮汁に出てしまうため、残らないですが、煮汁に溶け出す各種ポリフェノールやサポニンには、強い抗酸化作用があります。 |
小豆汁の作り方
新たなあずきの食べ方が注目を集めています。たとえば、煮汁に溶け出す各種ポリフェノールやサポニンには、強い抗酸化作用があります。
- 小豆100g程をボウルに入れ、水を入れる。中性洗剤を1滴落としかるく洗う。
- (小豆の汚れ、土を落とす)十分な水で洗う。 洗剤分は取りきって下さい。
- ポットに小豆を入れ、お湯を1㍑入れ、1晩置く。
- 翌朝、小豆汁を容器に入れ、十分冷えたら冷蔵庫に保存
- 小豆汁を5倍に薄め、飲む・・・・・・足などのむくみが4時間程で取れる。
保存状態によりますが、4~5日しか持ちません。
小豆はお米と一緒に炊いて小豆御飯も美味しいですよ、人によって効果は異なります。最初はより薄めて試飲して下さい。